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Music class in Payatas 1

きょうは、わたしがマニラで出会った大切な友人のkamokamoteさんの活動を紹介したいと思います。
(*"kamokamoteさん"とは、わたしのブログにコメントをくださるときのニックネームです。)

プロの歌手であり、音楽療法士であり、ピアノ講師としても日本でご活躍されていたkamokamoteさん。
ご主人の駐在で1年少し前にマニラに来られ、音楽療法士のご経験を生かしパヤタス地区に住む子どもたちのために、ご主人とともにボランティアで土曜・日曜の音楽クラスを開いておられます。

この写真はSALT Payatas FoundationというNPOを通じて月1~2回開いておられる音楽クラスを見学に行かせていただいたときのものです。
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音楽のクラスと言っても子どもたちが学ぶのは決して音楽そのものだけではありません。音楽をとおして、集中力、忍耐力、積極性、友達との関わり方、などの社会性をも身につけるようにと考えられている授業なのです。また、ここの子どもたちは学校に行ってはいますが、家計を助けるために働かなければならなかったり、何日もごはんが食べられなかったりといった厳しい現実があり、大きなストレスを抱えているに違いありません。それを少しでもやわらげ、楽しみながら発散させてあげたいというkamokamoteさんの思いから、毎回いろいろな楽器や、楽器以外にもおもしろいものを取り入れたりと、子どもたちを飽きさせないさまざまな工夫がされています。
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クラスの始まりはいつも、ひとりずつKamokamote先生の前に出て、その子に対してみんなで「○○ちゃん、ハローハロー♪ ○○くん、ハローハロー♪ グッド・モーニング♪」と"メリーさんのひつじ"のメロディにのせて歌います。これがみんな照れながらもすごくうれしそうなのです。
見学者のわたしにもこれをさせてくれたのですが、こんな人生半分終わったようなわたしでさえも、妙にくすぐったいながらも何だかウソみたいにうれしいのです!(何かに飢えているのか・わたし) わたしでさえうれしいのだから、ここの子どもたちにとってどんなにかうれしいんやろ?と想像すると、にんまりしてしまいます。
また、この日は、前に出た子はメロディにのって小さな鉄琴を自由にたたくという楽しいおまけがついていました。子どもたちひとりひとりが主役になれる、とても大切な時間なのです。
フィリピンの学校ではひとクラスの人数も多く、こんなふうにひとりひとりがみんなの注目を浴びるような機会がなかなかないのだそう。
(つ・づ・く)

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