La Paz Batchoy

「イロイロに来たらバッチョイを食す。・・・これはもう、お約束の儀式みたいなもんで、たとえば夜になったら年長者の手にキスするのと同じようなもんだ。」とか何とか書いてある記事を、店の名前を忘れたのでいろいろ検索していたら今さっき見つけました。手にキスする習慣のないわたしには全くピンと来ないし、夜になったらなんて初耳だし誤訳かもしれませんが、とにかくイロイロの名物といえば"ラ・パズ・バッチョイ"ということらしい。(イロイロのラ・パズ地方が発祥地なのだそうです。)

しかしわたしはバッチョイはバコロド名物だと信じていた。なぜかというといつもいろいろなことをおしえてくれるうちのドライバー・"J"(バコロドの近くの出身)にそう聞いていたからです。そしてマニラで一度だけ食べたことのあるバッチョイもたまたまバコロド・チキン・何ちゃらという店でだったこともあり・・・。
イロイロから帰って"J"に「バッチョイ、バコロドやなくて、イロイロ名物やん!」と言ったら、"J"の返事「実はそうやねん」ズルッ 
まあ海に隔てられてはいるが、同じイロンゴ語を話す同地域ともいえるわけだからいいことにしましょう。

そしてそのマニラでたった一度食べたバッチョイは"うぇ~"という味だった。だから特別食べたいわけでもなかったのですが、イロイロ・シティではバッチョイの看板がやたら目につく。やっぱり本場に来ては食べずばなるまいというわけで、2軒のファースト・フード風のお店をはしごすることとなった。
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("Deco's Original La Paz Batchoy", Valeria st., Iloilo City, Panay)

・・・というのはウソで、実をいうと、夫と「お昼にバッチョイを食べよう」と出かけたわけなのだが、炎天下をてくてく歩きながらなんでか覚えてないが大ゲンカをしてしまい、「ふんっ!」と言って別れ別れになってしまったのです。そしてわたしは1軒目のバッチョイ屋にて、ひとり涙をためながら上のの1杯目を食べているのです。そうかと思えば写真とか撮ってるし、お店の人はさぞかし不気味に思ったことでしょう・・・ 
そして30分後くらいにケータイで仲直りをし合流。まだ食べてない夫のためにこんどはその隣にあった2軒目のバッチョイ屋に入ったわけなのでした。それが"バッチョイ屋はしご"の真相なのです・・・。
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("Ted's Old Timer La Paz Batchoy", Valeria st., Iloilo City, Panay)
(右上にうつっているのはどこにでも売ってるフィリピン名物の米粉蒸しパン・puto。これは夫の好物なのですが、「バッチョイといっしょに食べると最高!」とどこかに書いてあったけど、ぜんぜん合わないと思う・・・。)

で、どっちがおいしかったかというと、あんまり覚えてない・・・というか、やっぱりバッチョイはちょっと苦手。フィリピンでこういうラーメンといえば名前のかわいい"マミ"というのがそこらへんで食べられますが、叫びだしたいほどおいしいのに出会ったことはなく、どれもこれも、スープはなかなかいい線いってるのもあるのですが麺がイケてません。結局は家でちまちまと「サッポロ一番・塩らーめん♪」をつくって食べるのがいちばんおいしかったりして・・・。
で、このバッチョイもやはり、マニラで食べたのよりは両方ともスープがおいしかったけど、麺はゆですぎなのになーんか粉っぽくてぼそぼそしている。それに、ごちゃごちゃ入ってる具の決め手は、レバーとかチチャロン(豚皮のから揚げ)とかわたしの苦手なものなので、そもそもわたしが好きになるのは無理なのだ。でも、もっとローカルな屋台とかのほうがきっとおいしいんだろうな~と、夢はふくらむ。

で、マニラに帰ってきて数日後、夫がモール・オブ・エイジアで"Ted's Old Timer La Paz Batchoy"の支店を発見した。なーんだこれまた全国チェーンだったのですね、がっかり。
・・・なんだか文句ばっかり書いてしまったけど、ケンカのおかげで2軒のお味が試せたわけで、めでたし、めでたし。
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