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フィリピン人はライターをもってない。

フィリピンで不思議に思ったことのひとつ・喫煙する人たちについて。
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(Somewhere in City of Manila)
フィリピンの人たちは煙草をもってるのにライターをもってない。お金がない人がもってないのはわかるけど・・・。
例えば・・・ここはマカティ(お金持ちの街)のスタバの外席。
キャラメル・フラペチーノ・グランデなんぞを片手にたむろしている彼らにライターが買えないとは言わせない。



観察していると、たまにライターをもってる人がいれば、知らない人がそこへ次から次へと借りにくる。そして、借りて点けた1本をライターがわりにこんどはその友達が自分の1本にくっつけて火を移し、吸い終わるころまたほかの友達が取り出した1本にくっつけて・・・という情景がくりひろげられる。

ライターもってる人がまわりに見つからなかったら困るし、知らない人に貸してって言うのめんどくさいから常にポケットに入れておこうとか、思わへんのかな。
思わへんのでしょう。

場面は変わって、たくさんの人が行き交う下町の路上。おっちゃんとおっちゃんが立ち止まり、顔を近づけあって煙草と煙草をくっつけている。ことがすむと、あっというまにおっちゃんとおっちゃんはそれぞれ別の方向へと去っていく。
このふたり、じつは全く知らない者どうしなのです。
見ているわたしには、このふたりの間でいつのまに、どういうふうに「すまへんけど火貸してくれへん」「ええで~」と話がついたのかさっぱりわからない。
まあたぶん、眉毛をぴくぴくさせて話がついたのでしょう。
(フィリピン人は眉毛をぴくぴくさせて会話ができるのです!)

こういうおっちゃんたちは煙草を箱買いするほどのお金はもっていないので、サリサリ・ストアかなんかで1本ずつ買ってだいじに吸うのである。買ってすぐなら、ライターはサリサリ・ストアの横っちょにひもでぶらさがってるから安心安心。

写真はそのうちおっちゃんになるふたりである。
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